MBA受験で求められる力とは?

2025年05月08日

MBA受験に必要な力

あなたがMBA受験を検討する過程では、受験形式や求められる能力について調べる事になると思います。基本的にMBA受験で求められる力は下記の三点になります。

1-1.研究計画書

 まず一点目に国内MBA受験で最も重要になる力は「研究計画書」を作成する力になります。研究計画書は出願前にテーマが与えられるので、それに対して自分で内容を作成し、出願時にその他の出願書類と併せて提出する事になります。研究計画書と聞くと研究のテーマについてだけ書くように感じるかもしれませんが、実際は研究計画書と併せて「志望動機」「修了後のキャリア計画」「過去の実績」等を書いて提出する必要があります。研究計画書は明確な「研究テーマ」を先行研究付きで求められるものもあれば、志望動機や過去の実績から研究したいテーマと理由を簡潔に述べるものもあります。これは大学院・研究科ごとに異なりますので、自分が志望する大学院・研究科が求める方法で記述する必要があります。先行研究が必要なものは作成方法等を特定の様式(学会の執筆要項等)に合わせて作成する必要があるので、時間を掛けてしっかりと作成する必要があります。

1-2.小論文(試験)

 二点目に国内MBA受験で必要になる力は「小論文」を作成する力になります。これは大学院・研究科ごとに異なりますが、研究計画書を提出した後に小論文試験がある大学院もあれば、小論文がメインとなる大学院(受験形式)、また小論文試験はない大学院もあります。そのため小論文試験の力は必ずしも必要ではありませんが、基本的には多くの大学院で課されるものであり対策が必要になります。また小論文試験は受験するテーマが選べる大学院もあるので、自分に合ったテーマをしっかり学習し時間内に合格レベルの答案を作れるようになる必要があります。これには知識に加えて演習が必要になります。

1-3.面接

 最後は面接試験に合格する力も必要になります。基本的に面接は事前に提出した研究計画書に基づいて行われるので、コミュニケーション能力が問われるだけではなく、自分の考えや想いをしっかり話せるように練習しておく必要があります。面接試験では経営学の知識が問われる場合もあれば、圧迫面接で切り返し方を試される場合もあるので、しっかりとした対策が必要になります。研究計画書は出願前に事前に作成できるので本心を確認するのが難しいですが、面接試験では教授陣はあなたが提出した内容に偽りや誇張がないかしっかり確認してくるので、研究計画書と併せてしっかり対策する必要があります。

MBA受験に必要な力:まとめ

2-1.MBA受験には専門の対策が必要です。

上記の力は普通に生活していて身に付く力ではなく意識して自分で磨いていく必要があります。そのため国内MBAの受験を決めたらすぐにでも対策を行うようにしましょう。特に経営学の知識、研究計画書の書き方、小論文対策などは時間が掛かるので、受験を決めたらすぐに対策するようにしましょう。また上記に加えて大学院によってはTOEICを始めとする英語試験が必須(又は任意)であるケースもあるので、必要な場合はすぐにでも英語対策も始めるようにしましょう。