未来形の例外的な作り方

2023年10月23日

 

未来形の例外的な作り方

基本的に未来形は「will」か「be going to」を使って表現しますが(別の記事「未来形について解説します。」をご覧下さい。)、例外的な表現もありますので、今回はそれらの表現について解説します。

「will」や「be going to」を表さずに未来時制を作るには大きく分けて以下の4つの方法があります。

1.「be about to+動詞の原形」

「be about to +動詞の原形」で「まさに~しようとしている。」と訳します。例を挙げます。

(例1)I’m about to go out. (私はまさに外出するところだ。)
(例2)They are about to eat dinner. (彼らはまさに夕食を食べるところだ。)
(例3)Mary was just about to tell you that.  (メアリーはちょうどあなたにそれを言おうとしていたところだった。)

上記の通り「be about to+動詞の原形」で「まさに~しようとしている。」と訳すことができます。時制の定義は少し難しいですが、まだ行っておらず、これからまさにしようとしているという事は未来の話になります。そのためこの表現をしっかり覚えるようにしましょう。

2.現在進行形「be動詞+一般動詞+ing」

現在進行形で計画されている未来を表すことができます。厳密には既に計画されていることが進行中である場合にこのような表現を使います。例を挙げます。

(例1)He’s leaving for New York tomorrow. (彼は明日ニューヨークに出発する予定です。)
(例2)I am meeting his father later. (私は後で彼の父に会うことになっています。)
(例3)They are coming here. (彼らはここに来ることになっている。)

上記は現在進行形を使っていますが、全て未来の話になります。何故なら既に計画されているとはいえまだ実行されていないからです。このように現在進行形でも「計画されている」未来を表すことができます。

3.未来進行形「will+be+一般動詞ing」

未来進行形でも未来の表現を表すことができます。この場合は進行中という意味ではなく、成り行きでそうなるという意味を表します。つまり現在進行形で表す未来との違いは、現在進行形が「計画されている未来」を表すのに対し、未来進行形は「自然とそうなる未来、事情があってそうなる未来」を表すのに使います。例を挙げます。

(例1)It will be raining here tomorrow. (明日ここでは雨が降っているでしょう。)
(例2)I will be studying English hard when I go to America next month. (来月私がアメリカにいく頃、私は一生懸命に英語を勉強しているでしょう。)
(例3)He will be coming here at 3 o’clock. (彼はここに三時に来るでしょう。)

未来進行形は上記の意味だけはありませんが、上記の意味ができる事もしっかり覚えておきましょう。

4.be+to+不定詞

「be+to+不定詞」でも未来を表す事ができます。「~することになっている。」と予定の意味を表します。例を挙げます。

(例1)He is to go to Kyoto next month. (彼は来月京都に行く事になっています。)
(例2)The CEO of A company is to visit our company tomorrow. (A社のCEOは明日当社に来社することになっています。)
(例3)He was to have eaten lunch with her yesterday. (彼は昨日彼女と昼食を食べることになっていました。)

上記の通り「~することになっている。」という予定の意味を表すことができます。「to+be+不定詞」は別の意味を表すこともありますが、ここでは予定の意味があると覚えておきましょう。

以上が未来形の例外的な作り方になります。「will」や「be going to」と比べれば頻度は落ちますが、上記も充分出題される可能性があるので、しっかり覚えておきましょう。

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