2025年06月29日
目次
MBA予備校の正しい選び方
MBA予備校には正しい選び方があります。実際の筆者の受験経験を踏まえて、あなたに正しい予備校の選び方を伝授します。ビジネススクールの合否は予備校選びにあると言っても過言ではないので、以下の点に注意して予備校を選択するようにしましょう。
1-1.実際に指導・添削する人の経営学の知見
実はこれが予備校選びで最も注意しなければならないポイントです。何故なら有名な人が宣伝している予備校に行った結果、指導するのは全くの素人、というケースが実際に存在するからです。実際に筆者が経験した内容を紹介します。広告をたくさん打っている有名な予備校のコースを申し込んだのですが、小論文を必死に書いて提出すると、「A:素晴らしい内容です。この内容だと充分合格点に到達しています。」という内容だけ書かれたコメントを受け取りました。これが最後まで続き失望したままこのコースを終了したという苦い思い出があります。このような到底まともとは言えない、中身のない添削数回のためだけに十万円近い料金を支払いました。その後、この予備校について調べてみると、実際に指導しているのは広告に出てくる人ではなく、業務委託の添削スタッフだったようです。そしてその業務委託の求人内容を見てみると、MBA在籍中とだけ書かれており、要するにMBAを取得しておらず経営学の知見もまだ身に付いていない素人が、アルバイト感覚でやっているだけなんだなと後に強く後悔しました。もちろんそれが現在の予備校開校の原動力になっています。そのためこのような予備校には注意して下さい。広告などさておき、実際に指導するのは経営学の知見を持つMBA保有者であるべきです。また可能ならあなたが受験する学校と同レベル以上のスクールでMBAを取得した人から直接指導・添削を受けるべきです。そうでないと満足した添削・指導は受けられないと経験から断言できます。そのため私のような失敗をしないよう、実際に誰が指導してくれるのかを強く意識してスクール選択の軸として下さい。
1-2.実際に指導・添削する人の態度・姿勢
これも非常に重要なポイントです。名前を出すのは控えますが、私が最初の受験で不合格になった後、とあるMBA予備校(歴史が長い)に問い合わせた時に、そのスクールの代表者(書籍も出している人です。)が直接相談に乗ってくれました。しかしとても傲慢不遜な方で会話が成立しなかったという経験があります。一方的に自分の意見を押し付けて、だからあなたは不合格だったのだと責められて、自分の実績?を散々に自慢されました。もちろんその方の指導は丁重にお断りしたのは言うまでもありません。何故なら社会人として他人を尊重できない人にまともな指導などできる訳がないからです。一般的にMBAの受験者はまだ経営学の知見がありません。そのためお金を支払って教育サービスを受けるのです。それに対して傲慢な態度を取ったり、他人を見下すような姿勢を取る人間は、講師である以前に人間として失格です。このような人間から指導を受けても決していい結果を出す事はできません。何故なら、人間は出会う人に影響を受ける生き物だからです。傲慢不遜な講師から指導を受ければ、無意識の内に、あなたも自分より知見の低い人に対して傲慢不遜な態度を取るようになってしまうでしょう。それはビジネススクールの受験(特に面接)では致命傷になります。そのため指導する人間がどれだけの知見を有していようとも、絶対に指導・添削する人の態度・姿勢をスクール選択の軸として下さい。
1-3.実績ではなくカリキュラム・サポート体制
受験の話になりますが、基本的にビジネススクールの受験というのは、特に難関校であればある程、小論文・研究計画書の内容だけで合否が決まる訳ではありません。何故ならビジネススクールはそれまでの経歴・学歴・資格等も考慮した上で合否を判定するものだからです。基本的に大学受験や資格試験であれば試験の点数だけで合否が決まりますが、ビジネススクールは小論文や研究計画書以外の要素も必ず合否に関係してきます。そのため「当スクールでは志望校合格率〇%!」「当スクールの〇〇大学院の合格者は〇名!」と書かれていても、実際にそのスクールの指導や添削が合否に与えた影響を定量化するのは難しいです。英語のスコアや職歴などは予備校が作れるものではないですよね。講師が親身になって二人三脚で進めた結果、予備校と一緒に合格を勝ち取ったというケースもあれば、単純に少し利用しただけの受験生の実績を合格実績として大々的にアピールしている予備校も多くあります。(私が失敗したのスクールは正にこの種のスクールでした。)これは大学受験や資格試験でも同じですが、過度な合格実績を信用するのは辞めましょう。また合格実績を大々的に出しているスクールでは、協力してくれた受験生にお金が支払っているケースもあります。そのため過度に実績を押し出してくるスクールではなく、合格に向けたカリキュラム・サポート内容をスクール選択の軸として下さい。
MBA予備校の正しい選び方:まとめ
2-1.予備校選びを間違えないようにしましょう。
MBA受験は予備校選びが非常に重要です。どのような人から指導を受けるかで結果は大きく左右します。しかしMBA予備校で実際に指導してくれる人の知見が低かったり、態度・姿勢が悪いと決していい成果を出す事はできません。またカリキュラムの乏しさを隠すように過度な実績をアピールしている予備校を選んでしまうと、とても納得できる状態を作り上げる事はできません。そのため上記の三点をしっかり意識して予備校選びを間違えないようにして下さい。そして志望校合格を勝ち取って下さい。