2023年10月13日
大学受験の英語対策では定期的に色々なテストを行っていく必要があります。これは自分で行う単語確認テストのようなものから、読解のテストやリスニングのテストなど、多くの「テスト」を自分で行っていく必要があります。覚えた単語を「本当に覚えてるかな?」と自分で確認テストをやってみるのも立派なテストに含まれます。では、このようなテストを「抜き打ち」でやる事には意味があるのでしょうか?
抜き打ちテストには意味がありません。
答えを言うと「抜き打ちテストには意味がない。」というものになります。私の経験ではほとんどのケースで抜き打ちテストというのは何の成果も生まないので、できれば辞めましょう。その理由を説明します。
基本的に「テスト」というのは準備をした上で臨むべきものです。例えば単語を暗記して、暗記ができたかどうかをテストする。これは充分に価値があるテストになります。何故なら自分がどれだけ本当に覚えたかが把握できるからです。これはどんな教科の試験でも同じ事が言えます。しかし「抜き打ちテスト」の場合は少し意味が異なります。何故なら準備ができていない状態で試験を課されたところで、絶対に問題は解けないからです。当然ですよね。あなたが学んだことのない内容や過去に学んで忘れている内容を
いきなり聞かれたところで答えられる筈がないと思います。つまり受験勉強では「抜き打ちテスト」に価値などないのです。
そのため間違っても自分で抜き打ちテストをやってみようと考えないようにして下さい。実際に高校生が友人同士で抜き打ちテストを行っているケースも見聞きしますが、あまり意味はありません。そもそも準備をしていない状態で答えなど出せる訳がないからです。そのため「抜き打ち」でテストを行うのは辞めて下さい。これは英単語だけではく文法や構文・読解・リスニング・英作文・和英問題の全てについて言えることです。準備をしてから臨むものがテストであり、準備した上での出来具合を知ることに意味があるのだという認識を持って下さい。
習慣を確認する目的であれば抜き打ちテストは意味があります。
しかし「抜き打ち」テストは特に学校で行われることがあります。これは教師が毎日の課題をしっかりやっているかを確認するためです。例えば毎朝英単語の暗記が課されていて、朝学校に着いた後すぐに英単語テストが「抜き打ち」で行われるなら意味があります。この場合は本当の意味での抜き打ちテストではなく、そもそも「準備をしておくことが課されていた」ので、それを実際に行ったかを確認するために抜き打ちテストをしているのです。それなら準備をしている筈なので意味があります。課された習慣が実際に行われているかを確認するという意味を持つのです。しかし本当の意味で準備ができていない状態で行われた抜き打ちテストに意味はありません。
そのため「試験とは準備をして臨むものである。」という認識を持つようにしましょう。準備ができていない状態で試験するのは無駄なので、課された習慣を確認することが目的でないのなら、自分に対しても抜き打ちテストを行うことは辞めましょう。
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