相性の悪い単語こそ重要な単語です。

2023年10月13日



人間には相性がありますよね。とても良い人なんだけど何となく気が合わない人や、逆にそこまで良い人とは感じないけど自分とは何故か波長が合う、という人もいます。あなたが高校生ならこれまでに何度かこのような経験をしている筈ですが、実は人と英単語の間にも相性があるのです。これについて詳しく説明します。

人と英単語には相性があります。

まずあなたにとって相性の良い単語というのが存在します。具体的には一度暗記すると全然忘れない単語です。特に読解等で頻出されるものでもないのに、何故かすぐに自分の記憶に定着し忘れないという単語です。その単語がどの単語であり、何によってそれが決まるのかは分かりませんが、この苦手な単語というのは人それぞれ異なります。もしかしたら普段自分が使う言葉や表現、興味・関心を持っているものと関係があるのかもしれません。ただこれをハッキリ定義するのは難しいのですが、確実にあなたにとって相性の良い単語というのは存在します。このような単語はすぐに暗記できて記憶に定着するので特に問題ありません。

しかし逆にあなたにとって相性の悪い単語も存在します。相性の悪い単語とは自分が何度覚えてもすぐに忘れてしまう単語です。これがどの単語なのかも人によって異なります。しかし確実に自分にとって相性の悪い単語というのも存在します。私が担当してきたケースでは、非常に優秀な高校生が長文読解時に特に難しくもない同じ単語で何度も躓くケースがありました。これには相性が関係しています。人間関係と同じです。全ての人を好きになることが無理である一方、何故か自然と好きになってしまう人もいます。全くそれと同じです。もしかしたら文系・理系のようなものかもしれません。ただ英単語は同じ「英語」という教科で更に同じ「英単語」なのに、その中に相性が存在するのです。

相性の悪い単語は試験であなたを苦しめます。

そして最も恐ろしいのは自分にとって相性の悪い単語が試験では致命傷になるということです。残酷なようですが、試験では自分が最も苦手な単語に何度も苦しめられることになります。その理由は非常にシンプルです。何故なら自分にとって相性の悪い単語というのは上手く覚えられないので、それが試験では和訳できずに自分の急所になるということです。ではこのような自分にとって相性の悪い単語はどう対処すれば良いのでしょうか。

相性の悪い単語は倍の時間を掛けて覚えましょう。

相性の悪い単語は普通の単語の二倍以上の労力を使って暗記する必要があります。何度も書き直し覚え直すのです。自分がよくミスする単語はあなたにとって相性の悪い単語です。それが試験ではあなたを最も悩ませる原因となるので、あなたは他の単語より何倍もの時間を掛けてこれらの単語を覚える必要があるのです。私が学生時代は相性の悪い単語だけ集めたノートを作っていました。それぐらいこれらの単語を覚えることは重要なのです。

相性の悪い単語は言い換えるとあなたが最も時間を掛けて暗記すべき単語であるとも言えます。自分がどの単語が苦手かを正確に把握し、他の単語より何倍も意識して時間を掛けてその単語を覚えるようにしましょう。

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