現在形と現在進行形の違いを説明します。

2023年10月23日

現在形と現在進行形の違いを説明します。

現在形と現在進行形は非常によく似ています。何故ならどちらも現在(今)の意味を表すことができるからです。しかしこの二つは明確に異なりますので、今回はその違いについて解説します。非常に簡単に見えて実は躓いている高校生は多くいますので、この部分をしっかり理解して意識しながら使えるようになって下さい。

一般動詞は「動作」か「状態」を表すことができます。

まず一般動詞というのは「動作」か「状態」を表すことが出来ます。(「have」の「持っている」「食べる」のように両方可能なものもあります。)それぞれの例は以下の通りです。

(例:動作)I watch TV. (私はテレビを見る。)
(例:状態)I like dogs. (私は犬が好きです。)

上記の動作に該当する文は現在形ですが現在の意味を表してはいません。どちらかと言えば習慣等を表しています。しかし上記の状態に該当する文は現在形で現在の意味を表しています。つまり現在進行形の対象となるのは動作動詞のみです。それぞれの動詞の例を挙げおきます。

<動作>(例)play(~する),study(~を勉強する),eat(食べる),sleep(眠る),write(書く)等
<状態>(例)like(~が好きだ),love(~が好きだ),have(持っている),look(~に見える),know(知っている)等

例として動作動詞と状態動詞のそれぞれを現在進行形にしてみます。

<動作動詞>

(例:現在形)I play tennis. (私はテニスをする。)
(例:現在進行形)I am playing tennis. (私はテニスをしている。)

<状態動詞>

(例:現在形)I like dogs. (私は犬が好きです。)
(例:現在進行形)I am liking dogs. (彼女は犬が好きです。) →作れません。

上記の通り動作動詞の現在形だと習慣の意味に近くなり現在進行形にして初めて今の意味を表すことができます。次に状態動詞ですが、上記を現在進行形にしても意味がありません。何故なら「I am liking dogs.」と変形したところで、結局は「私は犬が好きです。」という意味に変わりはないからです。つまり動作動詞は現在進行形にできても状態動詞を現在進行形にすることはできません。

以上の違いをしっかりと意識した上で現在進行形を使いこなせるようになりましょう。

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