比較級を用いたその他の表現

2024年02月21日

比較級を用いたその他の表現について解説します。その他の表現も出題されますので、しっかり覚えておくようにしましょう。

toを用いた表現

「to」を用いて比較の意味を表すことができます。例を挙げます。

(例1)This car is superior to that car.
 (この車はあの車より優れています。)
(例2)His skill is inferior to her skill. 
 (彼のスキルは彼女のスキルより劣っています。)
(例3)Mary is senior to Mike.
 (メアリーはマイクより先輩(上級生)である。)
(例4)Tom is junior to Miki.
 (トムはミキより後輩(下級生)である。)

原級の表現(同程度を表す)

同じぐらいの程度を表す表現は形容詞や副詞の前後に「as」を入れる事で表す事ができます。それぞれ例を挙げます。

(例:形容詞)He is as tall as Mary.
 (彼はメアリーと同じぐらい背が高いです。)
(例:副詞) Taro plays the piano as well as Nancy.
 (太郎はナンシーと同じぐらい上手にピアノを弾く事ができます。)

また「数+times」を用いて「数+倍」という表現もできます。例を挙げます。

(例1)This building is four times as big as that one. 
 (この建物はあの建物の四倍の大きさがあります。)
(例2)This pen is three times as expensive as that one.
 (このペンはあのペンの三倍の値段がします。)

lessを用いた表現

比較級では「less」を用いて「~ほどではない。」という意味を表すことができます。例を挙げます。

(例)This pen is less expensive than that one.
 (このペンはあのペンほど高くはありません。)

その他の表現

その他、比較級には以下の表現があります。

1.as many as+数詞(~(ほど)も)
(例1)As many as five people joined the club.
 (五人もの人々がそのクラブに参加しました。)

2.比較級+and+比較級(ますます,だんだん)
(例2)The sea is getting cooler and cooler.
 (海はますます冷たくなっています。)

3.the+比較級~、the+比較級…(〇すればするほど、ますます…)
(例3)The harder we study, the smarter we become.
 (勉強すればするほど、私達は賢くなります。)

4.all the+比較級+for(because)(~だからいっそう)
(例4)They love this cat all the better for its cute appearance.
 (この猫は可愛いので、その分いっそう皆この猫が好きです。)
(例5)The flower looks beautiful all the better because it got washed. 
 (その花は洗われたので、その分いっそう美しく見えます。)

5.no more than(たったの,しか)no less than(~ほども)
(例6)He gave me no more than three books. 
 (彼は私にたったの三冊しか本をくれませんでした。)
(例7)He gave me no less than three books.
 (彼は私に三冊も本をくれました。)

6.not more than(多くても)not less than(少なくとも)
(例8)She gave Tom not more than ten cards.
 (彼女はトムに多くても10枚しかカードを与えませんでした。)
(例9)She gave Tom not less than ten cards.
 (彼女はトムに少なくとも10枚はカードを与えました。) 

7.A is no more B than C is D(AがBでないのはCがDでないのと同じです。)
(例10)This is no more a pen than a notebook is a pen.
 (これがペンでないのはノートがペンでないのと同じです。)

8.A is no less B than C is D.(AがBであるのはCがDであるのと同じです。)
(例11)This is no less an animal than a cat is an animal.
 (これが動物であるのは猫が動物であるのと同じです。) 

9.at (the)most(多くても)
(例12)I can eat two apples at (the)most.
 (私は多くても二個しかリンゴは食べれません。)

10.at(the)least(少なくても)
(例13)I can eat an apple at(the)least.
 (私は少なくても一個はリンゴを食べることができます。)

以上が比較級を用いたその他の表現になります。少し難しい表現ですが、長文読解問題では使われていることもあるので、上記をしっかり理解した上で覚えておくようにしましょう。

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