長文読解対策を効果的に進める方法

2023年09月28日



高校生が大学受験の英語を勉強する場合、長文問題対策が必要不可欠になります。何故なら一般的に大学の入試問題では主に長文問題が出題されるからです。その意味で長文読解問題が解けるようになれば英語の偏差値は必ず向上し志望大学への合格が見えてくるようになります。しかし長文読解対策に入る時に最も気を付けなければならないのは、とりあえず始めようかという軽い気持ちで今のあなたに適切ではない長文読解問題に取り組まない事です。

適切な難易度の長文読解演習を行いましょう。

何故なら読解問題には難易度があるからです。国語の勉強でも同じですよね。一般的な小学生が大学入試の共通テストの問題を解く事は難しいと思います。またたとえ共通テストを目指すにしても、まずは小学校レベルの文章問題から入るべきですよね。英語も全くこれと同じです。あなたは今の自分に適切な難易度の読解問題から取り組むべきなのです。この点を外してしまうと、読解力の向上スピードはひどく落ちる事になります。理由は、難易度が適切でない問題に取り組んでも、自分の中に定着しないからです。

よくあるケースとしては、高校生が長文読解対策を意識するのは受験を考え始めた時期が多いので、いきなり志望大学や共通テストの過去問題に取り組んでしまうようなケースが挙げられます。あなたの英語力がそれに取り組める程まで高ければ全く問題ありませんが、もし中学範囲の英文法ですら復習が必要な場合は、それに取り組んでも無意味です。電子辞書を片手に片っ端から和訳して問題を解いたとしても、恐らくあなたの英語力が伸びることはないでしょう。理由は難易度が適切でない場合はしっかり自分の中に定着しないからです。例えばこのケースでは、片っ端から調べた単語を全て暗記する必要があります。和訳に必要となった文法復習も必要です。そんな事はできないですよね。

ただあなたが高校生で英語に自信がない場合、たとえば英検3級の過去問題にある簡単な文章題を行うなら価値がある可能性があります。何故なら使われている単語も簡単なので調べる量が少なくて済み、また文法も完全に知らないという事はないと思いますので、ある程度は調べながら和訳して読み進める事ができるからです。その場合、後で単語・文法の復習を行うにしても、量としてはそこまで多くないので、比較的容易に行う事ができます。つまり単語・文法が定着しやすくなるのです。しかしいきなり高い難易度の文章題に取り組むと、効果はあまり期待できません。そもそも自力で通用する部分が少なすぎるからです。

結論を言うと、長文読解対策を効果的に進めていくには、取り組む長文問題の難易度の調整が必要になります。まずは自分の力に適切な文章題から始めていき、特定のタイミングで難易度を上げていく必要があるのです。この判断も少し難しいので、できればプロに判断を仰ぐようにしましょう。ただ、自分に合った難易度の問題から始めていき、少しずつ難易度を引き上げて、最終的に目的のレベルに合わせた問題を解くというのは、何も英語に限った事ではありませんよね。他教科でも同じです。でも英語の場合、難易度を下げた内容を行わず、自分に合わない問題を必死に取り組んでいる高校生は大勢います。

今のあなたに合わない難易度の問題に取り組むのは時間対効果が悪すぎるので、まずは自分に合った難易度の読解問題をじっくり取り組む事から始めましょう。

長文読解演習が上手く進まないという場合や英語の勉強方法でお悩みの場合は以下のフォームからご遠慮なくご相談下さい。

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