長文読解問題の難易度は何で決まるのか?

2023年09月28日



長文読解問題の難易度は問題によって異なります。ではその難易度はどのようにして決まるのでしょうか。今回はその決まり方について解説します。

1.文章量

一点目に長文読解問題は量によって難易度が変わります。これは非常に分かりやすいですよね。とある小説から抜粋された読解問題を解く場合、試験時間が同じであればその文章の文字数が多ければ多い分だけ難しくなります。何故なら読まなければならない文章の量が増えてしまうので、その分だけ時間を取られてしまうからです。より短時間で問題に答えなければならなくなると考えると、試験を受ける立場としてはより苦しくなるのは明白です。

2.単語の難易度

二点目に長文読解問題は単語の難易度によって難易度が変わります。同じ文章量だったとしても、そこに使われている単語が難しければ意味を理解するのに苦戦しますよね。国語の文章題でも難しい漢字が多く使われていれば、その分だけ文章の意味は理解しにくくなります。それと同じです。英語の長文読解問題でも使われている語彙の難易度が上がると、読解問題自体の難易度も上がることになります。

3.文法・構文

三点目に長文読解問題は文法・構文によって難易度が変わります。同じような文章問題に見えても、実は複雑な文法表現や構文が使われている場合は意味を理解するのがより難しくなります。特に多いのは、関係代名詞や分詞構文のような文法表現が多く使われていて、どのように訳していいか分からない場合です。このような文章題では和訳に苦戦する事になるので、結果的により時間が掛かり、意味をしっかり理解できないまま質問に答える事になります。

4.文章の内容

四点目に長文読解問題は文章の内容によって難易度が変わります。例えばあなたが生物が大好きな学生である場合、生物に関する文章題が出題されれば英語で書かれていても他の内容より読みやすく理解しやすいと思います。逆にあなたが歴史が好きでもないのに歴史に関する話が出題された場合、背景となる知識がない上にそもそも好きではない文章を読むとなると、たとえ日本語で書かれていても理解するのに少し時間が掛かると思います。英語の場合も同じです。

5.質問の内容

五点目に長文読解問題は質問の内容によって難易度が変わります。長文読解問題で出題される質問は幾つかあります。例えば英文に下線が引いてあり、下線部を和訳しなさいと言う問題や、カッコがありその中に選択肢の中から適切な単語を選ぶような問題等です。本文の内容に合うものを選びなさいという質問も良く出題されますね。この質問についてですが、あなたにも質問の得手不得手があると思います。自分が得意な質問が多く出ていれば、比較的容易に問題を解く事ができると思います。逆も同じです。

上記の通り、長文読解問題は複数の要因によって難易度が変化します。(上記以外の要素もあります。)自分が最終的に解かなければならない問題はどれ程の難易度なのか、それをしっかり把握した上で、上記の内容を意識しながら学習を進めていくようにしましょう。

長文読解演習が上手く進まないという場合や英語の勉強方法でお悩みの場合は以下のフォームからご遠慮なくご相談下さい。

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