2025年05月18日
目次
小論文試験の書き方
国内MBA入試の小論文試験には正しい書き方があります。以下の書き方を覚えた上でしっかり書けるようになりましょう。
1-1.問いに明確に答える。(Yes or No型・どう思うか型)
一つ目は問いに明確に答える事です。小論文試験では与えられた質問に対して自分の意見を明確に述べる必要があります。その質問は「Yes or No型」か「どう思うか型」に分類することができます。前者は与えられた質問に対してイエスかノーで答える問題です。例えば「M&Aで企業を拡大するのはいい方法だと考えるか。」という質問が与えられた場合はイエスかノーを先にしっかり述べる必要があります。その上でそれに対する理由を述べていきます。また後者は自分の意見を述べる問題です。例えば「企業が複雑化する需要に対応するにはどうすればいいか。」という質問が与えられた場合は「私は企業は〇〇すべきだと思います。」と先にしっかりと意見を述べる必要があります。そしてその主張に対する理由を述べていきます。
1-2.主張は一つに絞り理由を複数述べる。
二つ目は主張は一つに絞り理由を複数述べる事です。小論文試験では意見は一つに絞りその理由に字数を割いていきます。例えば「Yes or No型」でイエスと答えた場合、その理由を複数挙げて、各理由のそれぞれに説明や根拠を加えていきます。また「どう思うか型」で自分の意見を述べた場合、その理由を複数挙げて、同じく各理由のそれぞれに説明や根拠を加えていきます。またこれらの理由は全てMECEである必要があります。MECE(ミーシィー)とは「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive:漏れなくダブりがない。」という意味です。理由が異なるように見えても本質的に同じ事を述べている場合はマイナス点となります。またこのような事態を防ぐにはロジック・ツリーが有効です。
1-3.書く前に字数からモデルを作る。
三つ目は各く前に字数からモデルを作るというものになります。例えば「どう思うか型」の質問で字数制限が500字の場合、意見・理由(個数・字数)結論のそれぞれに何字程度使うかを検討してから書く必要があります。何故なら、そうしないと字数のバランスが悪くなってしまうからです。この例だと「意見:50字」「理由2つ:1つに200字ずつ」「結論:50字」とすれば、合計500字で理由が200字ずつしっかり書けます。小論文試験の字数モデルは複数のタイプがありますが、制限字数を事前に知る事はできないので(過去問題から予想する事は可能です。)、試験問題を見たらすぐにモデルを作り、モデルに合わせて理由をブレイン・ストーミングする必要があります。
小論文試験の書き方:まとめ
2-1.正しい書き方を学びましょう。
小論文試験では正しい書き方で論理展開しないと高得点を取ることが難しくなります。そのため少しでも点数が上げられるよう正しい書き方を学んでしっかり対策するようにしましょう。