長文読解問題の正しい解き方を知ろう。(その2)

2023年09月30日

長文読解問題を質問から読むと読む量を減らすことができます。

長文読解問題を質問から読む事メリットの二点目は「文章を読む量を減らす事ができる。」というものになります。

まず長文読解問題ではそもそも全てを和訳しながら読む必要はありません。また少し現実的な事を述べると、多くの高校生は大学受験の英語問題を受ける時に、文章の全てを時間内に和訳する事はできないと思います。何故なら大学側はそれぐらい大量の文章を出してくるからです。その意味で、全てを読み取り意味を理解して完璧に答えられた、という状態を作れる人は限りなく少ないと思います。では、どうするべきでしょうか?

答えはシンプルですが「質問から先に読む。」というのが答えになります。先に質問を読む事で、問われている内容を正しく認識する事で、その質問に無関係な部分は読み飛ばす事ができるようになります。最初の段階では無関係か否かを判断する事は難しいと思いますが、演習を重ねるごとに可能になっていきます。そしてそれができるようになれば、文章を読む量を最小限まで減らす事ができるようになります。

ほとんどの文章題では全てを読まなければ解けないような問題が入っていますが、そもそも受験時に満点を目指して問題を解く人の方が圧倒的に少数派です。例えば質問が5個あり、最後の1問が全体を問う問題であるならば、残りの4問で正解する事で80%の点数を取得する事ができるのです。そしてその4問が全体を問う問題でなければ、あなたが最後の1問を捨ててしまう事で、文章を読む量を格段と減らす事ができようになるのです。それだと高得点を目指す事が容易になりますよね。これが受験戦略の王道です。

つまり「質問から読む。」ことで自分にとって「解くべき問題」だけではなく「読むべき文章量」を決めることができるのです。満点を目指す場合はお勧めできませんが、そうでない試験(ほとんどのケースがそうでないと思います。)では先に質問を読んで、思い切って読むべき文章の量を減らしてしまいましょう。そうでないと狙った点数が取れない可能性が高くなります。

長文読解問題の多くは全てを読まなくても解ける問題です。その意味であなたが何を目指すのかで読むべき文章量が変わるのです。間違っても文章を頭から全て和訳して解く、というような無謀な事はせずに、質問から読んで自分が読むべき部分を限定していきましょう。こうすることであなたの長文読解問題の試験の点数は飛躍的に向上します。

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