2023年12月12日
独立分詞構文について解説します。独立分詞構文も理解しておくのが重要な単元になりますので、しっかり解説致します。
独立分詞構文について解説します。
まず独立分詞構文には三つの種類があります。それぞれ以下の通りです。
1.分詞の意味上の主語が主文と異なる場合
分詞の意味上の主語が主文の主語と異なる場合は分詞の前に意味上の主語を置きます。例を挙げます。
(例)Tom being kind, everybody likes him. (トムは親切なので皆から好かれています。)
=As Tom is kind, everybody likes him.
上記の例文で分詞「being」の主語は「Tom」であり「everybody」ではありません。このような場合には主語を省略せず分詞の前に置きます。
2.慣用表現
分詞の意味上の主語が一般的な人々や話し手である場合は主語が省略されます。例を挙げます。
(例)Frankly speaking, he is smart. (率直に言って、彼は賢いです。)
=話し手の意見
3.with+O+分詞構文
「with+O+分詞構文」で「Oが~したまま、されたままで。」という意味を表します。現在分詞・過去分詞の例を挙げます。
(例:現在分詞)She left the room with her tears running down. (彼女は涙を流したまま部屋を出ました。)
(例:過去分詞)He was waiting her with his arms crossed. (彼は腕を組んで彼女を待っていました。)
また分詞の代わりに形容詞や副詞を置いて同じように使うこともできます。例を挙げます。
(例:形容詞)Don’t leave the room with the windows open. (窓を開けたままで部屋を出てはいけません。)
(例:副詞)Please go out with your hat on. (帽子を付けたままで外出して下さい。)
以上が独立分詞構文の三つの種類になります。少し難しい表現ですが、長文読解問題では普通に使われていますので、上記をしっかり理解した上で覚えておくようにしましょう。
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