2023年11月16日
不定詞の三つの用法について解説します。
不定詞の三つの用法について解説します。不定詞は出題度の高い表現であり必ず理解しておく必要がありますので、しっかり学んでいきましょう。
まず不定詞は「to+動詞の原形」で作ります。そして「to+動詞の原形」で三つの意味を表すことができます。それは「名詞」「形容詞」「副詞」の三つです。つまり不定詞「to+動詞の原形」は文の中でこの三つの意味を表すことができるのです。そしてそれぞれの訳し方と例文は以下の通りになります。
1.名詞的用法「~すること。」
不定詞「to+動詞の原形」で「~すること。」と訳すことができます。そして文の中でこれらをまとめて一つの名詞的な意味を表すことができます。例を挙げます。
(例1)He likes to study English. (彼は英語の勉強をすることが好きです。)
(例2)To eat something during the class is prohibited. (授業中に物を食べることは禁止されています。)
(例3)My work is to make vegetable. (私の仕事は野菜を作ることです。)
上記の通り「to+動詞の原形」で「~すること。」という意味を表すことができます。そして文の中でこの表現をまとめて名詞として扱います。(文法的には名詞句と言います。)
2.形容詞的用法「~する。~すべき。~するための。」
不定詞「to+動詞の原形」で「~する。~すべき。~するための。」という三つの意味を表すことができます。この三つの日本語の中でどれを当てはめるかは文の状況次第です。そして文の中でこれらをまとめて形容詞的な意味を表すことができます。例を挙げます。
(例1)She is the last girl to pass an exam. (彼女はその試験に合格する最後の生徒です。)*
(例2)They want many books to read. (彼らはたくさんの読むべき本を欲しがっています。)
(例3)I have a pen to write. (私は書くためのペンを持っています。)
*girlが不定詞の意味上の主語になります。
上記の通り「to+動詞の原形」で「~する。~すべき。~するための。」という三つの意味を表すことができます。これらが不定詞の形容詞的用法です。形容詞は名詞を修飾する働きがあるので、名詞の後ろに置くことが普通です。
3.副詞的用法「~するために。~して。~するとは、するなんて。」
不定詞「to+動詞の原形」で「~するために。~して。~するとは、するなんて。」という三つの意味を表すことができます。この三つの日本語の中でどれを当てはめるかは、ある程度形が決まっていますので、文構造から判断することになります。以下の例をご覧下さい。
(例1)Judy go to America to learn IT. (ジュディーはITを学ぶためにアメリカに行きます。)
(例2)Sam is happy to see you. (サムはあなたに会えて幸せです。)
(例3)They are stupid to say such things. (そんなことを言うなんて彼等は愚かです。)
上記の通り「to+動詞の原形」で「~するために。~して。~するとは、するなんて。」という三つの意味を表すことができます。これが不定詞の副詞的用法です。副詞は動詞を修飾しますので、これらの言葉は動詞を修飾するということをしっかり覚えておきましょう。
以上が不定詞の三つの用法になります。基本的には上記の意味が中心になりますが、まだそれぞれの不定詞には別の意味もあります。各用法の別の意味については例外編でしっかり解説させて頂きます。まずは上記をしっかり覚えるようにしましょう。
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