2023年11月19日
不定詞と動名詞を目的語に取る場合の違いを解説します。
不定詞と動名詞を目的語に取る場合の違いについて解説します。この違いは非常に重要になりますので、しっかりと押さえるようにして下さい。
まず動詞により目的語として使える不定詞と動名詞は決まっています。それぞれ以下の通りです。
1.不定詞と動名詞の両方を目的語にできる動詞
動詞には不定詞と動名詞の両方を目的語にできるものがあります。例を挙げます。
(例1)I like to play tennis. / I like playing tennis. (私はテニスをすることが好きです。)
(例2)She starts to learn English. / She starts learning English. (彼女は英語を学び始めました。)
(例3)Tom proposed to have a meeting. / Tom proposed having a meeting. (トムは会議をすることを提案した。)
上記の例文はそれぞれ同じ意味になります。つまり上記の場合は不定詞・動名詞のいずれを使っても同じ意味になります。
2.不定詞だけを目的語にできる動詞
動詞には不定詞だけを目的語にできるものがあります。例を挙げます。
(例1)I want to eat fish. (私は魚が食べたいです。)
I want eating fish. →作れません。
(例2)They decided to live in the United States. (彼等は米国住むことを決めました。)
They decided living in the United States. →作れません。
(例3)I hope to win the game. (私はその試合に勝つことを望んでいます。)
I hope winning the game. →作れません。
上記の通り「want,decide,hope」のような動詞は動名詞を目的語に取ることができません。このような動詞は決まっているので、しっかりと覚える必要があります。例を挙げると「agree, decide, fail, expect, desire, determine, hope, learn, manage, offer, pretend, seek, resolve, mean, promise, wish, refuse」等があります。
3.動名詞だけを目的語にできる動詞
動詞には動名詞だけを目的語にできるものがあります。例を挙げます。
(例1)I enjoy listening to music. (私は音楽を聞くことを楽しみます。)
I enjoy to listen to music. →作れません。
(例2)He finished doing his homework. (彼は宿題をし終えました。)
He finished to do his homework. →作れません。
(例3)They suggested to accept this way. (彼等はこの方法を受け入れるよう提案しました。)
They suggested accepting this way. →作れません。
上記の通り「enjoy,finish,suggest」のような動詞は不定詞を目的語に取ることができません。このような動詞も決まっていますので、しっかり覚える必要があります。例を挙げます。「admit, stop, put off, give up, excuse, escape, avoid, consider, deny, involve, mind」等の動詞があります。
以上が不定詞と動名詞を目的語にする場合についての解説になります。上記の違いをしっかり理解して使い分けられるようになりましょう。
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