2023年10月05日
大学受験の英語対策を行う過程で「英検を受けてみようか？」と考えた事はありませんか？もしくは英検は英語力を高めるのに最適だから「英検を受けてみたら？」と周囲から勧められた事はありませんか？これは普通の高校生なら何度か経験していると思います。では、英検は受験すべきなのでしょうか？
英検の過去問題は志望校の過去問題の次に重要です。
結論から言うと「大学受験の出願等に不要な場合は英検の受験は不要」というものになります。しかしこうも付け加えておきます。「高校生が受験英語力を高めるには、第一は志望大学の過去問題、第二は英検の過去問題に取り組む事が効果的」である、と。つまり英検の教材や過去問題を使いながら英語力を伸ばしていく事は英語力を高めるのに非常に最適な方法であり、時間に余裕があるのなら英検の受験は強くお勧めします。できれば高校卒業時点の目安となっている２級までは取得して頂きたいです。難関大学を受験するならできれば準１級に合格して頂きたいと思います。
英検は歴史のある試験であり、プロの目から見ても良質な問題が出題されています。そのため過去問題の次の行うべき問題は自分のレベルに合った「英検の過去問題」だと言えます。英検は４技能（リスニング・リーディング・ライティング・スピーキング）を測る試験になりますが、特にリーディングは良質な問題が多く大学受験の英語対策に直結すると考えます。またライティングは英作文の対策になりますので、英検のライティング対策を行う場合もお勧めできます。リスニングも良質な問題が多いので時間があれば是非とも取り組んでみて下さい。
あなたが受験する志望大学にもよりますが、志望大学の英語入試問題が共通テスト程度のレベルなら英検２級のリーディング問題（過去問題）も行うようにしましょう。それ以上の難関大学を受験する場合は準１級の過去問題も使うようにしましょう。また特にお勧めなのは英検の単語帳です。高校生用の単語帳は数多くの種類があり限定するのが難しい一方、旺文社の「パス単」シリーズは英語の読解力を高めるのに最適です。当塾でも過去に多くの受験生に英検２級・英検準１級のパス単を使って頂きましたが、下手な単語帳より遥かに質が良いので、単語帳は最初からパス単で進める事もお勧めできます。
良質な問題集が見つからなければ英検の問題に取り組みましょう。
英検の資格自体は優遇点が得られる等のメリットがなければ必要ないかもしれませんが、英語力を高めるには英検の教材（過去問題も含めて）を使う事は素晴らしい選択肢の一つだと思いますので、時間に余裕があれば是非とも普段の学習に英検の過去問題・教材も取り入れて下さい。英検の過去問題は過去問題の次に重要な課題だとしっかり認識しておきましょう。
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