英作文の書き方のコツを知ろう。

2023年10月10日



英作文(ライティング)では質問に答える形で自分の意見や立場を述べて理由を展開する事になりますが、最も注意しなければならないのは「自分の意見・Yes/Noをハッキリさせる。」「自分の主張の否定はせず反対の意見を擁護しない。」という二点を意識する事です。これについて詳しく説明します。

英作文で重要なこと① 自分の意見・Yes/Noをハッキリさせる。

まず英作文(ライティング)では自分の意見・Yes/Noをハッキリさせる必要があります。意見や立場を明確にする必要があるのです。例えば「戦争難民を保護する為にどうすればいいかあなたの考えを述べよ。」という質問に対して英作文を書くとします。仮にあなたの答えが「特定の国が永住権を発行し、世界がその国に支援をする。」というものだとします。この場合は意見がハッキリしているので、その意見を支える理由をしっかり展開していきましょう。しかし「色々な方法がある。例えばAという方法やBという方法がある。いずれも一長一短である。」というように曖昧な答えを書くと、そもそも自分の意見や立場が相手に伝わらないので、英作文としては評価されません。

また例えば「第二外国語も義務教育に取り入れるべきか。」というような質問に対して英作文を書く場合も答えがイエスかノーかをハッキリさせる必要があります。何故ならイエスかノーをハッキリと述べないと理由を展開する事ができないからです。どちらにも利点がある、という書き方は英作文ではアウトです。英作文ではイエスかノーか明確な回答が求められます。その上で理由を展開する必要があるのです。立場を明確にし反対の立場の人に打ち勝つような文章を書くことが求められます。

英作文で重要なこと② 自分の主張は否定せず反対意見を擁護しない。 

また自分の主張を否定するような内容や、反対の立場を擁護する意見を述べてはいけません。賛成の場合は賛成の理由だけ、反対の場合は反対の理由だけ述べるようにしましょう。間違っても自分と逆の立場の意見を擁護する理由を述べてはいけません。そのため、あなたが賛成の場合はその理由を述べて、逆の立場の意見に打ち勝つぐらいの気持ちで自分の主張を支える理由だけを述べていきましょう。そしてそれに必要となる理由や例・データだけを述べるようにしましょう。ここで逆の立場の意見を擁護すると、あなたの英作文は下手をすれば0点になります。(書き方を知らないと判断される可能性があります。)

これには米国の教育思想が関係しています。米国ではよくディベート(討論)の授業が行われますが、その時に相手の意見に理解を示すような発言をすれば一気に攻め込まれます。例えば自分はこう考えるけどあなたの意見にも一理ある、と述べればその部分を相手に追求されてあなたは窮地に追いやられます。つまりディベート(討論)では、自分の意見を述べた後に理由を述べて、他人の意見に打ち勝つ必要があるのです。そんな時に相手の意見に理解を示していたらすぐに攻め込まれてしまいます。そのためディベートでは相手の意見を擁護するのはご法度です。そしてこれは英作文(ライティング)でも全く同じです。

しかし自分の異なる意見や別の立場を心の中で完全に否定する必要などありません。何故なら特定の質問に対して自分の意見を述べたとしても、正しい意見は一つだけではないからです。また「賛成か反対か述べよ。」という質問に対しても、いずれも一長一短であることが多くあります。しかし英語の英作文(ライティング)ではそれを書いてはいけないということです。英語の英作文ではあなたの意見や立場とその理由だけを述べるようにして下さい。この書き方をしっかり意識して英作文を書いていきましょう。

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