2023年11月27日
分詞構文の作り方について解説します。分詞構文は高校範囲の英文法の中でも最も難易度が高い文法単元になりますので、しっかり理解できるよう学んでいきましょう。
分詞構文とは?
まず分詞構文とは文の副詞節にある接続詞と主語を省略し文を簡単にする構文のことを言います。具体例を一つ挙げます。
(原文)After I ate lunch, I went to the library. (昼食を取った後、私は図書館に行った。)
(分詞構文)Eating lunch, I went to the library.
これが分詞構文(現在分詞)の作り方です。分詞構文は副詞節の接続詞を省略し、そして主語が同じ場合は主語も省略します。更に動詞をing形を作ることで同じ意味を保ったまま文を作り変えることができます。上記の例では原文から「After」という接続詞と「I」という主語を取り、それに動詞である「eat」を「eating」にしています。それでも意味は同じになります。
分詞構文の作り方については以下の通りです。
現在分詞の作り方
(例)After I ate lunch, I went to the library. (昼食を取った後、私は図書館に行った。)
→Eating lunch, I went to the library.
現在分詞の分詞構文は接続詞と主語を取り、動詞をing形にします。
過去分詞の作り方
(例)When I am called by my boss, I stand up. (私は上司から呼ばれると立ち上がります。)
→Being called by my boss, I stand up.
過去分詞の分詞構文は接続詞と主語を取りbe動詞の原形をing形にします。(being)
副詞節の時制が主文の時制より前の場合
(例)After I had eaten dinner, I slept. (私は夕食を取った後に寝ました。)
→Having eaten dinner, I slept.
副詞節の時制が主文の時制より前の場合は接続詞を取り「had」を「having」にします。
否定の分詞構文
(例)Because he didn’t study hard, he failed the exam. (彼は一生懸命勉強しなかったので試験で失敗しました。)
→Not studying hard, he failed the exam.
否定の分詞構文を作る場合は接続詞と主語を取り、否定の「not」だけ残します。そして後ろの動詞をing形にします。
以上が分詞構文の基本的な作り方になります。分詞構文は長文読解問題でも非常に多く使われていますので、上記の作り方をしっかり理解して覚えるようにしましょう。分詞構文の意味については別の記事で解説します。
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