2023年10月25日
進行形の例外について解説します。
進行形の例外について解説します。
別の記事「現在形と現在進行形の違いを説明します。」でも書いた通り、現在進行形(動詞+ing形)は動作動詞のみが対象となり状態動詞には使えません。何故なら状態動詞は既に進行中の意味があるので、現在進行形の形にする必要がないからです。
状態動詞には「状態・知覚・感覚」などの意味がありますが、実は例外的に状態動詞でも現在進行形の形を取る場合があります。一時の状態や別の意味を使う場合などです。
以下に三つの例を挙げます。
(例1)She is being smart in front of the lawyer. (彼女はその弁護士の前で賢くあろうとしている。)
上記の文は主語の「一時的な」状態です。そのため状態動詞(be「~になる。」)でも進行形にすることができます。
(例2)Tony is having dinner. (トニーは夕食を食べている。)
「have」というのは「持っている」と訳すと状態動詞ですが、「食べる」という訳にすると動作動詞になります。つまり意味が変わる(状態動詞から動作動詞)ので進行形にすることが可能です。
(例3)They are tasting these natural tomatoes. (彼らはこれらの自然のトマトを味見している。)
上記の場合は「味がする。」という意味ではなく「味見をする」という訳で動作を行っているので進行形にすることが可能です。
以上が進行形の例外になります。状態動詞でも意味や使い方で進行形にすることもできるので、例外もしっかり覚えていきましょう。そしてしっかり正しく和訳できるようになりましょう。
文法の勉強方法やその他英語の勉強方法についてお悩みの場合は以下のフォームからご遠慮なくご相談下さい。