現在完了形の三つの意味

2023年10月25日

現在進行形の三つの意味

今回は現在完了形の三つの意味について解説します。現在完了形は日本語にはない表現であり最も大切な英語表現でもあるので、しっかり理解するよう意識して下さい。

まず現在完了形は「have+過去分詞」の形で作ります。ここで書いた「have」は「持っている」や「食べる」という意味とは全く関係ありませんので、その点はしっかり意識して下さい。次に過去分詞ですが、過去分詞形とは現在完了や受動態を作る場合に使う動詞の変化形です。規則動詞の場合は動詞の後に「ed」を付ければいいだけですが、不規則動詞の場合は不規則動詞の活用表を使って暗記しましょう。(規則動詞と不規則動詞の違いは別の記事「規則動詞と不規則動詞の変化について。」をご覧下さい。)

次に現在完了の意味ですが、以下の通り三つの意味があります。

1.経験「~したことがある。」

現在完了形で「~したことがある。」という経験の意味を表すことができます。例を挙げます。

(例1)He has studied French before. (彼は以前、フランス語を勉強したことがあります。) 
(例2)Have you ever been to London? (あなたは今までにロンドンに行ったことはありますか。)
(例3)I have never watched that movie. (私はその映画を一度も見たことがありません。)

上記の通り、現在完了形には経験「~したことがある。」という意味があります。経験の意味があるので「ever(今までに)never(一度も~ない) before(以前に)once(一度)twice(二度)many times(何度も)」等の語句が文中に含まれることが多いです。

2.継続「~している。」

現在完了形で「~している。」という継続の意味を表すことができます。例を挙げます。

(例1)He has lived in Tokyo for three years. (彼は東京に三年間住んでいます。)
(例2)They have studied English since they became elementary school students. (彼らは小学生になってから、英語を勉強をしています。) 
(例3)Mary has known him for a long time. (メアリーは長い間、彼を知っています。)

上記の通り、現在完了形には継続「~している。」という意味もあります。継続の意味があるので「since(~から・以来)・for(~の間)」のような語句が文中に含まれることが多いです。

3.完了・結果「~した。~したところだ。」

現在完了形で「~した。~したところだ。」という完了・結果の意味を表すことができます。例を挙げます。

(例1)Mark has just finished the homework. (マークは丁度その宿題を終えたところです。)
(例2)Davis has already eaten a cake. (デービスは既にケーキを食べ終えました。)
(例3)She hasn’t come here yet. (彼女はまだここに来ていません。)

上記の通り、現在完了形には完了・結果「~した。~したところだ。」という意味があります。完了・結果の意味があるので、「just(ちょうど)now(今)already(すでに)yet(まだ、もう)」のような語句が文中に含まれることが多いです。

以上が現在完了形の三つの用法になります。現在完了形は頻出の表現であり日本語にはない表現なのでしっかり意識して上記の違いを理解した上で覚えるようにしましょう。

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