現在完了形と過去形の違い。

2023年10月25日

現在進行形と過去形の違いについて解説します。

現在完了形と過去形の違いについて解説します。結論から言うと、現在完了形は現在までを含めた意味を表しており、過去形は過去の一時点のみ表しているというものになります。

具体的な例を挙げます。

(例)Mike went to America. (過去形:彼はアメリカに行った。)
(例)Mike has gone to America. (現在完了形:彼はアメリカに行ってしまった。)

上記の違いは現在を含んでいるか否かです。具体的には過去形の文だと「彼はアメリカに行った。」という訳になりますが、それは過去の一時点の出来事であり、現在彼がどうしているかについては全く分かりません。もしかしたらまだ米国にいるのかもしれませんし、帰国したのかもしれません。いずれにせよ過去形は「過去の一時点」だけを表す表現になります。しかし現在完了形の場合は現在も含めています。つまり上記の例だと「彼はアメリカに行ってしまった。」と訳しますが、彼は今も米国にいるという意味も表しています。そのため米国に行ったのは過去ではあっても、今を含めているという点が過去形と大きく異なります。

別の例を挙げます。

(例)I lost my wallet at the store. (過去形:私はその店で財布をなくした。(現在どうなのかは不明))
(例)I have lost my wallet at the store. (現在完了形:私はその店で財布をなくした。(そして今もない。))

上記の違いも現在を含んでいるか否かです。過去形の場合はそのお店で財布をなくしたが、後に財布が見つかった可能性もあります。しかし現在完了形の場合は過去にそのお店で財布をなくしたところまでは同じでも、財布は未だ見つかっていない事を表しています。これらは全く意味が異なります。

もう一つ例を挙げます。

(例)She did her homework. (過去形:彼女は宿題をした。(全部終えのたか不明、その後の状態も不明))
(例)She has done her homework. (現在完了形:彼女は宿題をした。(そして今も終えている状態))

そして上記の違いも現在を含んでいるか否かです。上記の過去形だと「彼女は宿題をした。」と述べているだけであり、その後が不明です。彼女は宿題をしたが解けなかった問題があるかもしれないし、途中で辞めた可能性もあります。また別の宿題を新たに受け取り今は別の宿題を抱えている状態かもしれません。もちろん今も全て終えている可能性はありますが、それについては一切不明なのが過去形の文です。しかし現在完了形の文だと彼女はもう宿題を終えてしまっていて、その状態が継続しているという意味になります。つまり彼女は現在やっていない宿題を抱えていない状態だと言えます。

以上が現在完了形と過去形の違いです。特に文法学習を開始した時期だと上記は非常に間違いやすいのでしっかり意味の違いを理解するようにしましょう。

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