現在完了形の見分け方

2023年10月26日

現在完了形の見分け方について解説します。

現在完了形の見分け方について解説します。現在完了形は「have+過去分詞」で表すことができますが、現在完了形には「経験・継続・完了(結果)」の三つの意味があります。(詳しくは別の記事「現在完了形の三つの意味」をご覧下さい。)今回はこの三つを見分ける方法について解説します。

まず結論から言うと現在完了形の意味を見分けるには別の語句から判断する必要があります。仮に別の語句がない場合は、三つの意味の中でどれを選んでも構いません。例を挙げます。

(例)I have studied English.

これだけだと「経験:私は英語の勉強をしたことがある。」「継続:私は英語の勉強をしている。」「完了(結果):私は英語の勉強を終えた。」のどれで訳しても構いません。何故なら三つの中でどの意味を表すのか補う語句がないので判断できないからです。つまり現在完了形が使われる場合は別の語句とセットになっていることが普通です。それぞれの例を挙げます。

(例:経験)I have studied English once. (私は一度英語の勉強をしたことがあります。)
(例:継続)I have studied English for ten years. (私は10年間英語の勉強をしています。)
(例:完了・結果)I have already studied English. (私は既に英語の勉強を終えた。)

このように現在完了形は別の語句とセットで使われることが多く、上記の例だと「経験」では「once(一度)」、「継続」では「for ten years(10年間)」、「完了・結果」では「already」が使われています。これらの語句から判断して現在完了形のどの用法が使われているかを判断することができます。

つまり現在完了形は「have+過去分詞」だけではどの意味を表しているのか理解できません。別の語句と併せて考えることで初めてどの意味かが判断できる表現になりますので、別の語句をしっかり読んで内容の判断を行うようにしましょう。

よく使われる表現を下記に挙げておきます。

「経験:before(前に)・ever(今までに)・never(決して~ない)・once, twice(一度、二度)等」
「継続:for(~の間)・since(~から・~以来)」
「完了:already(すでに)・yet(まだ・もう)・just(ちょうど)」

上記はしっかり覚えておきましょう。

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