2023年11月25日
今回は分詞について解説します。分詞は非常によく使われる表現になりますので、しっかり理解した上で暗記し、自分で書く時も正しく使えるようになりましょう。
まず分詞には現在分詞と過去分詞の二種類があります。作り方と意味はそれぞれ以下の通りです。
1.現在分詞「~している・~させる。」
現在分詞は「動詞+ing形」で作ります。そして「~している。」と訳します。また少し例外的な表現になりますが、他動詞を現在分詞にする場合は「~させる。」と訳します。例を挙げます。
(例1)The jumping monkey fell on the ground. (その飛んでいるサルは地面に落ちた。)
(例2)She saw a flying bird. (彼女は飛んでいる鳥を見ました。)
(例3)The exciting game is over. (そのわくわくさせる試合は終わりました。)
上記の通り現在分詞は「動詞+ing形」で作ります。そして「~している。~させる。」という意味を表します。
2.過去分詞「~された。」
過去分詞は「動詞の過去分詞形」で作ります。そして「~された。」と訳します。例を挙げます。
(例1)The broken window is being fixed. (その壊された窓は修理されています。)
(例2)His boring story should be stopped. (彼の退屈な話は止めるべきだ。)
(例3)The fallen leaf was picked up by Mei. (その落ち葉はメイによって拾われた。)
上記の通り過去分詞は「動詞+ing形」で作ります。そして「~された。」という意味を表します。
3.現在分詞と過去分詞の注意点
現在分詞は通常は「~している。」・過去問題は通常「~された。」と訳しますが、過去分詞で「~する。~した。」という意味を表す場合があります。例を挙げます。
(例1)The excited people are on the stage. (興奮した人々がステージの上にいます。)
(例2)The surprised woman shouted. (その驚いた女性は叫んだ。)
(例3)I saw many bored people on the street. (私は多くの退屈した人を通りで見ました。)
上記の通り過去問題で「~する。」という意味を表す場合もあります。このような意味になる理由は、分詞の対象となる名詞が「~された。」という受動的な立場である場合が該当します。例えば(例1)の「excited」は「興奮させられた(人々)」という形で「people」を修飾しています。また(例2)の「surprised」は「驚かされた」という意味で「woman」を修飾しています。(例3)「injured」は「傷つけられた」という意味を表しており同じく「people」を修飾しています。これらは全て後ろの名詞が誰か又は何かに「~された。」という意味を表しています。
上記の動詞を使って後ろの名詞が能動的な「~する。」という意味を表したい場合は現在分詞「動詞+ing形」で表します。上記に合わせた例を挙げます。
(例1)This is an exciting game. (これは興奮する試合です。)
(例2)The surprising story remained in my memory. (その驚かせる話は私の記憶に残りました。)
(例3)I stopped watching the boring movie . (私はそのつまらない映画を見るのを辞めました。)
簡単に解説を加えると(例1)は「game」が興奮させる(exciting)の主体です。(例2)(例3)も同じです。つまり後ろの名詞が主体である場合は「動詞+ing形」で表し、後ろの名詞が受け手である場合は「過去分詞」で表します。しかし後者の場合に受け身「~された。」ではなく「~する。~した。」と訳す場合があります。その方が日本語としては意味が自然だからです。これらは例外になりますので、しっかり覚えておきましょう。
以上が現在分詞と過去分詞の解説になります。非常によく使われる表現になりますので必ずしっかり理解した上で覚えておくようにしましょう。
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