高校生が必要な英語力について。

2023年09月16日



高校生が大学受験で必要となる英語力とは具体的にどのような英語力でしょうか?今回は高校生が必要な英語力について解説します。先に結論から言うと、高校生が大学受験に必要な英語力とは長文読解力です。

大学受験に必要な英語力は長文読解力です。

その理由は、一般的に大学受験の英語入試では長文読解問題が中心に出題されるからです。あなたが高校生なら一度ぐらいは大学受験の赤本を見て英文だらけの長文問題を見た事があると思います。大学によっては長文読解問題だけで問題が構成されているケースもあります。長文読解はそれぐらい大学受験英語の大部分を占めており、長文読解対策を抜きにして大学受験の英語入試を成功させる事は絶対にできないと言っても過言ではありません。

ただ長文読解問題の難易度は受験する大学によって大きく異なります。文章の長さ、使われている単語やイディオムの難易度、文章の内容等によって長文読解問題の難易度は著しく異なります。またその文章に対して何を質問するか、という問題の問いや選択肢の難易度によっても、長文読解問題の難易度は大きく変化します。

文章の難易度が変わると教科が変わると言っても過言ではない程、読解の難易度は重要です。そのため、あなたにとって志望大学の長文読解問題の難易度を基準(目標)として勉強を進めていく事が重要になります。自分が受験する大学の難易度を基準として勉強を進めていかないと、本番では慣れない文章量や単語・質問等の難易度に圧倒される事になります。つまり大学受験の英語対策はあなたが受験する大学の難易度に合わせて進めていく必要があるのです。

志望大学が未定の場合はどうすべきか?

もしあなたの志望大学がまだ決まっていない場合はどうするべきでしょうか?何百人もの受験生を指導してきた経験から申し上げると、一般的に高校生はまず共通テスト(リーディング)の問題を基準(目標)にして勉強を始めるべきだと思います。理由としては、一般的に高校生は国公立大学の受験で共通テストの受験が必須となり、また多くの私立大学でも共通テストの結果が利用又は併用できるからです。また共通テストの試験問題は英語力が高めやすいという利点もあります。

更に現実的な事を述べると、難関国公立大学(東京大学・京都大学・国立医学部等)や一部の難関私立大学を除き、多くの大学入試問題では共通テストの難易度を著しく上回る長文読解問題は出題されません。そのためまずは共通テストの問題を基準(目標)として大学受験の英語対策を進める事が大学受験の英語対策では王道になっています。

共通テスト(リーディング)は大問6つで構成されており、大問1つに2問(AB)含まれているものを含めて、概ね十問近くの長文読解問題を80分で解く事になります。内容としては、チラシやポスター等も含めた長文読解問題になりますが、プロの英語指導者の目から見ると、共通テストは非常に取り組みやすい長文読解問題であり、頑張りがそのまま点数に反映される試験であると考えています。

もちろん大学受験の英語入試では、受験する大学によっては要約問題や英作文・和英問題、文法・語彙問題等も出題されますが、最終的には英語の長文が読めないと始まりません。その意味で長文読解の対策を行う事が最も重要になります。ただ、もしまだあなたが長文読解対策に入れる状態でなければ、まずは読解対策に入れる状態作りが重要である事を意識しましょう。

長文読解対策に入れる状態を作る方法については別の記事でお伝えしますが、まずは志望大学の入試問題を基準(目標)にした長文読解対策が重要だという事を申し上げておきます。しかし、それは決して残酷なものではなく、長文読解問題は決して努力を裏切るような問題ではありません。適切な問題演習を行うと必ず力を高めていく事ができます。しかし時間が必要なのも事実なので、あなたが大学受験を考え始めたらすぐにでも長文読解対策を検討するようにしましょう。もし志望大学の対策や読解力の向上にお悩みであれば以下のフォームからご遠慮なくご相談下さい。

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