長文問題のパラグラフを読むべき順番

2023年09月30日



英語の長文読解問題では読むべきパラグラフの順番があります。

長文読解問題には読むべき順番があります。

まず長文読解問題は別の記事「長文読解の正しい解き方を知ろう。(その1)」で解説した通りまず質問から読むべきです。ではその次はどうするべきでしょうか。当然ですが、答えを探す為に問題文を読むべきです。ただしその文章を読む時に気を付けて欲しい事があります。それは「順番」です。英作文(ライティング)についての記事で詳しく説明しようと考えているので、ここでは簡単に要点だけ説明します。実は英語の文章は第一パラグラフか第二パラグラフ、又は最終パラグラフの最後部分に話の要点(書き手の言いたい事)が書かれている事がとても多いのです。

第一・第二・最後のパラグラフを先に読みましょう。

つまりあなたが文章を読み始める時に、文章の気になる部分からゆっくり順々に読んでいると、話の全体像を理解するのに必要以上に時間が掛かる可能性があります。また頭から順々にゆっくり読んでいても非効率な場合があります。何故なら、最初のパラグラフに要点が書かれていない文章(最後のパラグラフにある文章)もたくさんあるからです。そのため、まずは全体を俯瞰して第一・第二・最後のパラグラフを先に読んでしまいましょう。そして筆者の主張を探しましょう。

長文読解問題ではまず筆者の主張(Thesis Statement)を探しましょう。

英語の文章に限らず、文章には要点・まとめがあるのが普通です。それは国語で言う「筆者の主張」と同じです。書き手が何を伝えたいのか、その部分を最初に知る事ができれば、その後の文章読解は比較的容易になります。何故なら相手が言いたい事が概ね分かっているので、その他の文章はその主張を支える為の文章か主張の例である事が多いからです。

つまり重要なのは、まず始めに文章の最初と最後の二パラグラフの後半部分を読んでしまい、書き手の主張を掴んだ後に残りの文章を読み進めることです。最初と最後の二パラグラフを読んだ後はいきなり他の部分を読み進めるのではなく文章全体の内容を想像するようにしましょう。その後に中身のボディ・パラグラフを読んでいくのです。文章の中身をどう読んでいくのかについても方法があるのですが、まず重要なのは最初と最後(もしくは最初二つ・最後二つ)のパラグラフを読んでしまい書き手の主張を掴んでしまう事です。これは殆どの英語の文章について言えます。

非常に複雑に見える長い英語の長文読解問題でも、実は話としては非常にシンプルであるケースも決して珍しくはありません。むしろ文章の上手な書き手はより短く書く傾向にあるので、長い文章というのは実はそこまで複雑でなかったりします。日本語の文章でも何が言いたいかよく分からない文章がありますよね。それと同じです。つまり英語の文章も本質はシンプルなケースが多くあります。そのため文章題を解く時は、全部を頭から順々に読み進めていくのではなく、上記の順番を守って本質的な内容理解を優先するようにしましょう。

長文読解演習が上手く進まないという場合や英語の勉強方法でお悩みの場合は以下のフォームからご遠慮なくご相談下さい。

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