2023年10月05日
過去問題をに取り組む時には注意点があります。それは問題形式や難易度が変化した場合の過去問題についてです。ここ最近で言うと、2021年1月に「センター試験」は「共通テスト」に変わりましたよね。実際に英語の問題形式は変化しました。このように変化がある場合には注意が必要です。何故なら通常通り過去問題の対策を行うだけでは不充分だからです。
試験が変化する時は注意が必要です。
一般的に入試問題に大きな変更がある場合は事前に入試説明会等で告知される事があります。その場合に事前に内容の変化を知る事ができる場合は対策する事が可能になります。予想問題が配布されるケースもありました。しかしそうでもなく試験当日に問題を見ないと変化が予想できないケースもあります。また大きな変更があるとの告知もなく、いきなり変化した問題が出題されるケースもあります。ではこのような場合はどのように対応するべきでしょうか。
予想問題と偏差値から判断しましょう。
答えは予想問題があれば予想問題から、何もなければ偏差値の傾向から判断するというものになります。予想問題が配布される場合はそれをしっかり行って下さい。それは問題の傾向だけではなく大学側があなたにどのような壁を突破して欲しいと考えているのかを知る手掛かりになります。問題形式が変更される場合は過去問題に加えて別の対策(英作文等)も必要になります。また偏差値の傾向も重視して下さい。例えばその大学の入学偏差値がより難化している傾向にあると、当然ですが、問題は難化する傾向にあります。そのためこのような場合は志望大学より少し偏差値の高い大学の過去問題に取り組んでみる事も効果的になります。
過去問題を数年分行うメリットの一つは次の問題を予想する事ができるようになるからです。例えば三年前はこの内容で二年前はこれ、一年前がこの内容なら次は〇〇について論じられる可能性があるな、と考えていく事ができます。またどの年度も〇〇についての話が入っているからこの知識は抑えておく必要があるな、という風に考える事もできます。このように過去問題を活用する事で次の予想ができるようになるのです。しかし試験が変化する場合はそれが通用しなくなるので別の対策が必要です。試験が変化する時期に過去問題を通常通りに進めていくだけでは不充分です。
試験の変化に対する情報をしっかり集めましょう。
因みに2021年1月に「センター試験」から「共通テスト」に変化した時、当塾では過去問題も行っていましたが、とある予備校が出した予想問題も同時に進めていました。終わってみると予想問題は限りなく新テストの形式に近いものでした。このように情報をしっかり掴んでいれば変化に対して対策が可能な場合もあるので、試験が変化する時期は注意するようにしましょう。
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