助動詞「would」と「used to」の違いを解説します。

2023年11月11日

助動詞「would」と「used to」の違いを解説します。

助動詞「would」と「used to」の違いを解説します。この違いは試験でもよく出題されるポイントになりますので、しっかり理解した上で覚えるようにしましょう。

まず助動詞「used to」は以下の二つの意味があります。(助動詞「would」についてはこちらの記事「助動詞「would」について解説します。」をご覧下さい。)

1.過去の習慣「よく~したものだった。」

助動詞「used to」は「よく~したものだった。」という過去の習慣的な動作を表します。例を挙げます。

(例1)We used to play soccer together. (私達はよく一緒にサッカーをしたものだった。)
(例2)Sally used to speak French in front of people. (サリーはよく人前でフランス語を話したものだ。)
(例3)They used to eat meat at dinner. (彼らはよく夕食で肉を食べたものだった。)

上記の通り助動詞「used to」で「よく~したものだった。」という過去の習慣的な動作を表すことができます。

2.過去の状態「以前は~だった。」

助動詞「used to」で「以前は~だった。」という過去の状態を表すことができます。例を挙げます。

(例1)This building used to be clean. (この建物は以前はきれいでした。)
(例2)She used to be quiet in the class. (彼女は以前教室では静かでした。)
(例3)This bag used to be expensive. (このカバンは以前は高価でした。)

上記の通り助動詞「used to」で「以前は~だった。」という意味を表すことができます。当然ですが、以前は~だったという事は現在は異なるという意味を含んでいます。この点はしっかり押さえておきましょう。

次に助動詞「would」と「used to」の違いですが、「would」は上記の「1」の意味を表すことはできますが、「2」の「以前は~だった。」という意味を表すことはできません。具体的には以下の通りです。

(would:習慣)He would play golf. (彼はよくゴルフをしたものです。)
(would:状態)This watch used to be expensive.  →wouldで過去の状態を表すことはできません。
(used to:習慣)He used to play golf. (彼はよくゴルフをしたものです。)
(used to:状態)This watch used to be expensive. (この時計は以前は高価でした。) 

以上が助動詞「would」と「used to」の違いになります。上記の違いをしっかり理解した上で使いこなせるようになりましょう。

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