英語学習で使う言葉をしっかり定義しましょう。

2023年09月29日



基本的な事ですが、高校生との授業で長文読解問題の解説を進めている時に、言葉の定義ができていないなと感じた事があります。それも結構な数で経験しているので、ここでは言葉の定義をしっかり説明します。

言葉をしっかり定義しましょう。

まず長文読解問題というのは文章問題です。文章というのは文で構成されていますが、英語では複数の文をまとめて「パラグラフ」という段落を作ります。そしてパラグラフで一つの意味を表すのが英語の文章の特徴です。そのパラグラフを複数にして全体的に一つの意味を表すのが英語の主張文の書き方になります。英語はパラグラフ・ライティングが普通なので、物語文であっても内容が変わると書き手が判断すればパラグラフを分けて文章を書く事が一般的です。つまり英語の勉強を進めていくには「文・パラグラフ(段落)・文章」の三つの言葉をしっかり理解しておく必要があるのです。それぞれの例を挙げます。

1.文

(例)I will go to America to study English. 

上記が「文」の定義になります。ピリオド「.」やクエスチョンマーク「?」が打たれるまでが「文」です。つまり文章とは大量の文から構成されています。

2.パラグラフ

(例)I think that Tom is a very kind person. When I was in middle school, he often helped me to do some tasks in the class. At that time, I was a member of the student union in school, and at the same time, I was a captain of the baseball them. Having a lot of works related to the school, I was always so busy that I needed some helps from others. As far as I know, he was the person preferring to help people rather than just ignoring them, so I couldn’t thank him enough and imagine that I could do all the works well without his support. 
     However, …

 

上記の「I think that Tom is…」から「without his support」までが一つのパラグラフ(段落)になります。次のパラグラフに進む時は1~2単語分の空白を作ります。これで「パラグラフが変わりましたよ。」と読み手に伝える事ができるのです。

3.文章

文章についてはここで全てを書く事ができませんが、一般的に「2」で書いたパラグラフが二つ以上の場合を文章と言います。パラグラフが複数から成り立っているのが文章です。大学受験の英語では、通常は複数のパラグラフから成り立っている文章題を読む事になります。これを巷では「長文読解問題」と呼んでいます。

上記の通り「文」「パラグラフ」「文章」の違いをしっかり認識しておきましょう。これらの理解が不十分ままで解説を進めていくと、話が上手くかみ合わず解説の理解が不十分になる可能性があります。特に「パラグラフ」の概念を正しく理解する事は長文読解に非常に重要ですので、これについてもしっかり学んでいきましょう。

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