過去問題は何年分行うべきか?

2023年10月05日

 

「過去問題は何年分行えばいいのでしょうか?」という質問をよく受けます。極論から言えば多い分だけやるべきだというのが答えになりますが、時間は限られていると思いますので、ある程度の目安が必要だと思います。その目安について答えると、「過去問題は五年分以上やるべきであり、どうしても無理なら最低でも三年分以上はやるべきだ。」というのが答えになります。その理由を説明します。

過去問題は五年以上行いましょう。

別の記事「英語の過去問題の重要性」でも解説しましたが、過去問題を行う目的は難易度や傾向を知る事です。そして最適な勉強計画を立てていく事にあります。そのため難易度や傾向を知る必要があるのですが、それには過去問題を一年分だけ行っても不充分です。何故なら一年分だけだと「どの問題が毎年出ていて」「どれぐらいの難易度や量が標準的か」を判断する事ができないのです。例えばあなたが特定のデータの傾向を判断するのに一年分だけで判断するのと、五年分から判断するのとでは後者の方がより正確な傾向を掴めると思います。それと同じです。

少しでも多くの過去問題を行いましょう。

少しでも多くの過去問題を行う事で、あなたはより正確に志望大学の問題の難易度と傾向が理解できるようになります。そのため一般的には少しでも多くの過去問題を行う方がより正確に難易度や傾向を把握する事ができるようになります。しかし過去問題の場合は遡り過ぎると難易度や傾向が変化しているケースも多いので、できれば多くても10年分程度を最大の目安として検討していくようにしましょう。その意味で10年分できれば理想ですが、正直に言うと、一般的な高校生の場合は10年分を行う事は難しいと感じています。何故なら過去問題は何度も解くものであり、数だけ多ければいいというものではないからです。また他教科の勉強もあると思いますので、そのバランスも重要になります。そのため「できれば五年分以上、それが無理でも最低三年分以上」というのがお勧めできる量になります。

そして過去問題は何度も行いましょう。

過去問題は決して一度だけ行って終わりというものではありません。何度も繰り返し行う事で力がついていきます。何回行うべきかという事は別の記事で解説しますが、まず量としては「できれば五年分以上、それが無理でも最低三年分以上」を目安に進めていきましょう。もちろんできるなら10年分行って下さい。

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