助動詞「must・have to」について解説します。

2023年11月10日

助動詞「must・have to」について解説します。

助動詞「must・have to」について解説します。これらは助動詞の中でも非常に重要な表現になりますので、しっかり解説させて頂きます。

まず「must」には以下の二つの意味があります。

1.義務・強制等「~しなければならない。」

助動詞「must」で義務・強制の「~しなければならない。」という意味を表すことができます。例を挙げます。

(例1)You must follow the law. (あなたは法律に従わなければならない。)
(例2)He must submit this paper by Monday. (彼はこの論文を月曜日までに提出しなければならない。)
(例3)Staffs at this store must wear the suits. (この店のスタッフはスーツを着なければならない。)

上記の通り助動詞「must」は「~しなければならない。」という意味を表します。

2.推量「~にちがいない。」

助動詞「must」で推量の「~にちがいない。」という意味を表すことができます。例を挙げます。

(例1)They must be professors. (彼らは大学教授に違いない。)
(例2)Your father must be happy. (あなたの父は幸福に違いない。)
(例3)There must be something bad in this car. (この車は何か悪いところがあるにちがいない。)

上記の通り助動詞「must」は「~にちがいない。」という意味を表します。推量を否定する場合は「must not」ではなく「cannot(~の筈がない。)」を使います。一つだけ例を挙げます。

(例)They cannot be professors. (彼らが大学教授である筈がない。)

次に「have to」についてですが「have to」にも「must」と同じ義務(~しなければならない。)という意味があります。しかし「have to」には「must」の推量(~にちがいない。)という意味はありません。

そしてこの二つの違いは否定形にした場合に決定的に異なるものになります。それぞれの否定形の訳は以下の通りになります。

(must:否定形)You must not eat lunch here. (あなたはここでは昼食を食べてはいけません。)
(have to:否定形)You don’t have to eat lunch here. (あなたはここで昼食を食べる必要はありません。)

上記の通り「must not」が「~してはいけない。」という禁止の意味を表すのに対し、「don’t have to」は「~する必要はない。」という意味を表します。「don’t have to」の「~する必要はない。」ということは裏返すと「してもかまわない。」という意味になりますが、「must not」の「~してはいけない。」は禁止の意味になります。法律やその他のルール等で禁止されている場合によく使う表現になります。

また肯定形の「must:~しなければならない。」は「have to:~しなければならない。」より意味が強いものになります。「must」の場合は強い義務や必要を表すのに対し「have to」の場合は状況や事情から「~しなければならない。」という意味を示す場合によく使われます。

以上が「must」と「have to」の違いになります。上記を違いは非常に大切ですので、しっかり覚えるようにしましょう。

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