2023年11月03日
助動詞「can」について解説します。
今回は最も有名でよく使う助動詞「can」について解説します。「can」は助動詞の中で最もよく使われますので、しっかり学ぶようにしましょう。
まず助動詞は「can」に限らず全て主語と動詞の間に入れます。そして動詞の意味を助ける働きをします。その中で最も多く使われるのは「can」になりますが「can」には次の三つの意味があります。
1.能力・可能「~できる。」
助動詞「can」で能力や可能という意味の「できる」を表すことができます。例を挙げます。
(例1)I can swim. (私は泳ぐことができます。)
(例2)He can play the guitar. (彼はギターを弾くことができます。)
(例3)Mary can go to your office at 3 o’clock. (メアリーは三時にあなたのオフィスに行くことができます。)
上記の「例1・例2」は能力としての「できる。」という意味を表します。普通の人にはできない特殊な能力がある場合はこの「can」を「能力」の「できる」という意味として使うことができます。また「例3」の場合は状況的に可能であるという意味を表します。能力とは少し意味が異なりますが、この両方を同じ「can」で表すことができます。
2.可能性「~でありうる。」
助動詞「can」で可能性としての意味の「できる」を表すことができます。例を挙げます。
(例1)An incredible trouble can happen to everyone. (信じられない困難が皆に起こる可能性があります。)
(例2)She can be a culprit. (彼女が犯人の可能性があります。)
(例3)It cannot be ture. (それが真実である筈がありません。)
上記の例は全て可能性についての意味を表しています。「can」はこのように「できる」という意味だけはでなく「~でありうる」という意味もあります。また「例3」のように「cannot」で「~の筈がない」という意味を表すこともできます。
3.許可「~してもよい。」
助動詞「can」で許可の意味の「してもよい」を表すことができます。例を挙げます。
(例1)You can use my computer. (私のコンピューターを使ってもいいですよ。)
(例2)Can I go to his house now? (私は今、彼の家に行ってもいいですか。)
(例3)Everybody can enter this room. (皆この部屋に入ってもいいです。)
上記の例は全て許可の意味を表しています。日本語でも許可の意味で「できる」という表現を使うこともあります。それと同じです。許可の場合は「can」の代わりに「may」を使う事もできますが、これについては別の記事で解説します。
以上が助動詞「can」の意味になります。実は「can」にはもう少し意味があるのですが、高校生が受験で使う分には上記を知っていれば充分です。そのためまずは上記の内容をしっかり覚えておきましょう。
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